目にも鮮やかな黄色い樹皮、オウバク

オウバクの木の皮をはがすとそこには目にも鮮やかな黄色の樹皮が出てきます。

その黄色の成分こそが、青ぐすりの主成分です。

少し舐めてみると口の中に苦みが走ります。古来よりこの苦みが私たちの胃腸の調子を整えてきました。

古くは西暦690年頃、役行者が吉祥草寺でオウバクを煎じて煮詰めた薬で疫病から多くの病人を救ったとあります。


工場の脇にも2本植えてあり、夏には青々と葉が茂ります。

枝を折ってみますと黄色い皮がわかります。舐めてみると苦く良薬口に苦しの通り健胃の効果があります。


良薬、口に苦し

青ぐすりにはオウバク、オウレン、センブリ、甘草、桂皮の5つの生薬を配合してあります。それぞれの生薬が働き合って、胃腸を元気にし、腸を整えます。苦いものを舌が感じると、脳が肝臓や胃腸、すい臓、胆のうなどに働くよう指示をだします。すると消化液が分泌され胃腸が動き始めます。

現代人は苦味をとることが少なくなったといわれています。弱った胃腸に苦味は大切なのです。

青ぐすり 四方山話

2015年

10月

01日

今月の花:黄連の花

今月の花は黄連の花です。

キンポウゲ科オウレン属。

常緑の多年草で根は漢方薬として使われます。

苦味健胃、整腸、止瀉等の作用があります。

黄連湯、黄連解毒湯、三黄丸、三黄瀉心湯、温清飲などの漢方方剤に使われます。(出典:Wikipedia)


胃腸薬 青ぐすりにも配合されています。

青ぐすり

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2015年

8月

17日

オウバクで染めた紙

黄柏には防虫効果があり昔は写経用の紙を染めるのに用いられました。

中国の敦煌から出土した経典に黄柏で染めた紙があり、日本では正倉院の宝物殿に「黄紙」、「黄染紙」

があるがそれらは黄柏で染めた物です。

 

日本の伝統色に「黄檗色(きはだいろ)」と言われる色があり、この色は名前の通り黄柏の色と

一緒の黄色です

奈良薬師寺の魚養経、長屋王が書写した大般若波羅蜜多経など、経典の料紙は黄蘗で染められているのが普通だった。黄蘗には防虫効果があるとされたためである。正倉院にも公文書用の黄染紙が保存されている。近代にも商家の大福帳には黄蘗染めが使われる例があった。

黄蘗は同じく黄色の染料である苅安とは違い、布に単独で染められることは珍しく、緑系や赤系の染物の下染めにされることが多かった。

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2015年

7月

24日

オウバクという木

青ぐすりに入っているオウバクは漢字で書くと黄檗と書きます。

その名の通り、木の皮を剥ぐと目にも鮮やかな黄色い内皮が、

出てきます。

収穫は、夏に十分な水を吸った後で、表面の皮にキズをつけ

皮めくりを差し込むとスルっと剥けます。

拍子抜けするぐらい簡単に向くことができます。

この内皮の黄色い層をなめると苦い味がしますがこれを

乾燥し苦味健胃薬としたものが青ぐすりです。


またかつての中国では公式文書はオウバクで染めたとの記録が

ありますが、防虫の為に使用されていたこともあります。

正倉院にもオウバクで染色された写経用紙が残されています。


オウバクを使った薬酒にキハダ酒というものがあります。

オウバク20gにホワイトリカー1.8Lで2か月ほどでできます。


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